合格するためには何をなすべきか!
                                                   2011年11月中旬

受験業界では、「受験まで後何十日…」というようなことが盛んに言われる。事実として否定するつもりはないが、そんな言葉をくり返して興奮していることに意味はない。他人の作った時間に翻弄されていれば、他人と同じでしかない。それは、合格可能性50%の人間は50%のまま、合格可能性40%の人間は40%のまま終わる、ということを意味する。合格するためには、他人と同じであってはならないのだ。他人と同じことをしていてはならないのだ。合格するために自分は何をすべきなのか考え工夫しろ。それは、自分が主体である時間を生きるということだ。これはグローバル化の時代(日本人の他人同調感覚など相手にされない)を生き抜くためにも大切なことだ。以下、これからの勉強のヒントを思いつくままに書いてみた。


眠くなりやすい人は、勉強の前に
1015分程度の仮眠をとる、睡眠時間を増やすなどの工夫が必要だ。

仮眠をとるのも、睡眠時間を増やすのも、集中力を確保し、最短の時間で最大の効果を上げるためだ。

仮眠時間はお母さんなどが管理しないと、夜型化の原因になりかえってマイナスになる。



算数・理科・社会は、集中的な問題演習をしろ。

これらの科目の問題の多くは、鈴木国語の漢字の演習と同種・同レベルのトレーニングを積み重ねることで克服できる。

今から本番までそのようなトレーニングを積めば、模試の成績が悪くても、本番ではよい点数がとれる。

あくまで本番が勝負の場である。本番にのみ照準を合わせろ。つまらぬ点数など気にしてきょろきょろ、ふらふらするのはみっともない。

具体的には、今までやった問題集と過去問に焦点を絞るべきだ。

問題集と問題をテキストにし、そこから吸収できることを吸収する。

(未知の領域)などあってかまわない。確実にできることを増やせば、穴はふさがってくる。

漫然とテキストを読んでいるようなことをしてはいけない。

ただし、やった問題について、図を欠いて理解するとか、表にしてみるとか、理解を深めるための工夫は必要だ。

これらの作業に美意識は必要ない。最短の時間でメモノートにまとめる。自分が読める字で書けばよい。

初めは少し時間がかかるかもしれない。しかし、11月中に今までやったことを復習できればしめたものだ。


後はとにかく本番まで無数回くり返して、漫画でも読むように問題が解けるようにすべきだ。

漢字で言えば10分で100問のスピードを目指すべきだ。

一回でマスターしようとするよりも、無数回くり返すことだ。そのうちに分からなかった問題もわかってくる。

国語にかける時間は、鈴木国語+第一第二志望過去問5年分だけでよい。時間のないと思う人は、過去問2年分でもよい。

鈴木国語の国語をきちんと勉強していれば、どこの問題にも対応できる。

今ままで、鈴木国語の国語をきちんと勉強して力のつかなった人間などいるだろうか?

ただし、「きちんと集中して本気で取り組む』ことは当然の前提条件だ。

国語以外の時間は他の科目にかければよい。

勉強時間の配分としては、算数に5割・理社3割・国語2割くらいの率でするのがよい。

大手塾の必要のない宿題などやらなくてよい。必要のない授業などで出なくてよい。

例えば、志望校別の特訓に出ていれば通常授業などでなくても同じだ。

自分のために勉強しろ。自分の意志で勉強しろ。

模試の結果を基準にして、やたらに志望校を変更する必要はない。

どのようにして第一志望を攻略するかだけを考えるべきだ。

ベンチャー企業は世の中の序列や常識を破って成長する。

受験も世の中の常識を基準にすべきではない。

自分が受かりたいと思ったら、自分を世の中一般に埋没させるべきではない。

自分の資質を生かすためには、他人の作った基準などに依拠する必要はない。

知恵を絞って工夫して自分の力を磨き出せ。そういう努力をしろ。

受験という試練はそのための貴重なチャンスなのだ。

ちなみに、「もう伸びない」などと言うな。これからの1か月で伸びないのなら、いままでの数多くの1か月でも、これからの無数の1か月でも伸びないはずだ。意気地のない逃避をするよりも、黙って努力しろ。

どうか以上を参考にして、色々工夫し、受験を機に大きな成長を遂げるとともに、第一志望に合格してほしい。


1月には、ここで君たちと勉強できたことの記念に一生読めるような本を2冊プレゼントします。   

                       2011年11月中旬 鈴木国語研究所・鈴木洋純

 


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